対象はExchange OnlineのEWS連携

Microsoftは、Exchange OnlineでExchange Web Services(EWS)の無効化を2026年10月から全組織に向けて開始し、2027年4月に全面停止する予定を示しています。Exchangeを社内サーバーで運用する環境を、この記事だけで同じ停止日とみなさないでください。

Outlookで普通にメールを読むだけなら、直ちに「Outlookが使えなくなる」という話ではありません。確認すべきは、EWSを使う業務アプリ、同期ツール、アドイン、社内開発の連携です。

洗い出しの手順

  1. Microsoftの EWS Usage Reports で、実際にEWSを利用しているアプリを調べる。
  2. アプリID、所有部署、提供元、用途、最後の利用時刻、影響するメールボックスを一覧にする。
  3. 利用が見つかったアプリの提供元に、Exchange OnlineのEWS停止への対応版・予定を確認する。
  4. 社内開発の連携は、使用しているEWS操作とMicrosoft Graph等の代替機能を対応付ける。
  5. 連携ごとにテスト環境と切替・復旧計画を作る。

MicrosoftはEWS Usage ReportsやEWS Analyzerなどの調査手段を案内しています。レポートに現れない古い設定もあるため、構成資料やベンダー一覧も合わせて調べます。

移行時に確認すること

「認証できた」だけでは移行完了ではありません。メールの取得・送信、予定表、連絡先、共有メールボックス、通知、エラー処理など、実際に使う機能を個別に確認します。代替APIに機能差がある場合、同等動作を仮定しないでください。

管理者設定を一括変更したり、利用中のEWSをすぐ無効化したりする前に、対象アプリと利用部署を確定してください。一時的な許可設定が必要な場合も、Microsoftの最新案内と組織のセキュリティ方針に基づき、期限を決めて扱います。

このサイトでの確認範囲

2026年9月25日にMicrosoftの公式資料を確認しました。個別テナントの利用アプリ、停止の適用日、移行後の機能は未確認です。